2010年10月20日水曜日

Tipps 1


“エディン持ってない?”
と同僚に聞かれて意味がわからず、それは何なのか問うと、
“太いペン”
とのこと。

それなら持っているわと差し出し、使用後に返してもらって初めて気づく。

日本で言う“マッキー”と同じではないか。

偶然なのか、なんなのか、所変わっても油性の太いマジックは固有名詞で呼ばれるらしい。


2010年10月18日月曜日

パウル君詣で


とりあえず、彼に会っておかねばと、最初の休みの日に行ってきました。
ワールドカップの時に占い師として活躍した、タコのパウル君を見に!



これは奥の方にいるのでわかりにくいのですが・・・



しばらくすると動きがあり、いい感じにタコだと主張してくれました。
小柄?でかわいかったです。

パウル君が住んでいるのは、“SEA LIFE”という、
世界各地に水族館などのレジャー施設を展開する、チェーンの水族館である。
彼のおかげで入場まですごく並ぶこともあるようだけど、
平日の午前中だったせいか、待ち時間なしで入ることができました。
水族館自体、ものすごく久しぶりだけど、
何か違和感を感じながら序盤のコーナーを見ていると、あることに気づく。

なんだか生簀のようなのだ。
入っている魚も食べられそうな魚に見えたり、
水槽が天井まで達してなく、上から覗けるので、
どうもそんな考えが浮かんでしまった。

でもそんなゾーンを過ぎた頃、やたら賑やかなコーナーがあり、
国旗が散っているので人々の隙間から覗いてみると、いました。
タコの寿命は3年ほどらしいので、今2歳半くらいの姿を拝めてよかったです。

目当てのパウル君人形も買い、とりあえず満足はしたものの、
15.9€も入場料を払ったわりには、大きな見所もなく(海遊館のジンベエザメのような・・)
順路をどこか飛ばしたんじゃないかと思ったほど、
私としては対価を見いだせませんでした。
※ただ私は水族館の相場も知らず、海の仲間たちにも疎いので人の見方に寄ります。

パウル君だけでは色気がないので、
他の魚たちも少しどうぞ。



むしろこの球体の水槽がよかった・・



あとはカワウソがかわいかったな・・・


2010年10月16日土曜日

丘を登る


私が実際住んでいるのはOberhausen: オーバーハウゼンの北西部で、
北には平和村の本部があるDinslaken、西にはルール工業地帯の中心都市の一つであるDuisburgがある。
バスで5つ中央駅の方へ行くと、Schmachtendorfという小さな町がある。
そこで一通り生活に必要なものは買えるので、たまに行ったりする。
先日、買いたいものがそこになかったので、さらに先のSterkradeというOberhausenの3大中心地の一つまで行こうとした。が、初の自転車での試みのせいか、道を誤り、Dinslakenの方へ出てしまった。

だいたいの私の長い前置きに慣れた人は、この間におそらく結末を推測したと思う。

丘を見つけたのだ。




マウンテンバイクでもすべりそうな砂利の坂道だったので、降りてしばらく上を目指して進む。
この小高い丘からは、結構遠くの方まで見渡すことができた。
私のタイミングがいいのか、割と自転車に乗るのが夕暮れ時だからのか、夕日もばっちり。
それと同時に、ここがやっぱり工業地帯なんだと、確認できた。

帰って調べてみると、この丘は"Hühnerheide"という、原野でした。


生い茂る木々の間に丘につながる道を見つけた時、帰り道が真っ暗になる可能性も考えながら、
どうしても足がそちらへ進んでしまった。
私としては、もうこの一人遊びを辞めたいのです。
誰か止めてくれる人はいないのでしょうか。


2010年10月13日水曜日

秋晴れの、静かな日曜日


平和村の外へ出ると、ここでの生活はまるでのどかな田舎暮らしをしているようだ。

田舎というのはちょっと言い過ぎで、郊外と言ったほうが適切なことに気づいた。
日曜日、当たり前にほぼすべての店が閉まってしまうドイツの日常に、久しぶりに入る。
ひとつひとつのことを、体中で噛み締めながら、気の向くままに自転車をこぐ。


馬に挨拶をし、


野うさぎたちには白いしっぽを見せられながら逃げられる。


そしてこんな風に自己満足。


こんなに天気のいい日には、車でもバイクでも自転車でも、ドイツの正しく整備された道を飛ばすには最適で、
老若男女(実際見たのは“老”が多かったが)問わず、気持ちよさそうに秋晴れの日を楽しんでいる。


2010年10月6日水曜日

Oberhausen, Deutschland


ドイツに着いて早一週間。
仕事に生活に、まだ頭の中が落ち着かないけど、一番私をそわそわさせるのはこの住んでいる“まち”である。
インターンとして働き始めた平和村については10年前から知っている。でもこの団体が組織された“まち”に関しては、ドイツ地図上の位置、有名なショートフィルムフェスティバルがあること、ワールドカップで見事に予想を的中させた、タコのパウル君が住んでいることくらいしか、知らなかったのである。
自分が地図上どこにいるのか、どんな“まち”に住んでいるのか、それをまず把握しないと私は落ち着くことができない。
ここに無事到着した時点で、あの動き過ぎた時代と別れるつもりだったのに、この性分がまだ私を反射的に動き回らせる。
と、言うことで、ここオーバーハウゼンやこの地方について、地を固めていきながら、平和村の話もして行けたらなと思います。どうぞよろしくお願いします。