2010年12月15日水曜日

これが不満期というものだろうか。



前回の投稿からして、現在、理想と現実の狭間にぶち当たっていることは明らかですが、
なにより、いかに自分が成長していないかがよくわかりました。
やはり書き出すということはよいですね。
色々と考えていることはたくさんあるので、ここに書くことはたくさんあるけど、
書ける環境が手に入りにくいので、なかなか書くに至らず、流れてしまっていると感じる今日この頃です。
大人数で共同生活をしているということと、何よりネット環境が非常によくないので、さくっと書いてどんと上げるということが非常に難しく、その時間の無駄とも言える長いアプローチが、億劫にもなってしまうわけです。写真の添付なんて相当時間がかかるので、パリの投稿なんかは本当に書きたい欲求と気合いで上げていきました。

ともあれ、何から書いていいのかわからなくなるほど、色んな紆余曲折を経てきている。
何を私がよく考えているのかと言えば、ここの労働環境、日本人インターン生が取り巻かれている奇妙とも言える環境、その日本人と共に働くドイツ人たちの働き方、自分の今後についてなどなど。とりあえず、働きはじめの集中的吸収体制を経て、子供たちの扱いに関してはある程度は慣れたので、今度は対同僚に関するところに焦点が変わってきたというところ。

この職場における日本人労働力の割合は、欠けてしまうと回らなくなるほど大きいが、賃金なしの労働を好んでできる人を、昔なんかはほぼ無条件で受け入れていたため、コミュニケーションの問題が歴史的に常にある。以前はドイツ語の能力の有無に関係なく、ただ、ここにいる子供たちを援助したいと遥々極東から来た人がいたのだそうだ。だからこそ、ドイツ語の学習歴があることがここで働く条件になった今では、かつて働いてきた日本人たちと比較して、ドイツ語ができる日本人が来るようになったと、ここで長らく働くドイツ人には思われているのだ。

ここからは個人で解決しようと思えばできることかもしれないが、そんなかつての日本人に慣れてしまったせいなのかドイツ人の正規職員は、単純な指示を出すに留めている人がいるように思う。仕事中は基本的に目まぐるしく動いていることが多いので、何かについて少し話をするような時間も特にないが、あるとすれば、たばこ休憩。私なんかは少々引くのだが、ここの正規職員のほぼ全員が喫煙者。それに対してここで働く日本人全員は非喫煙者。だから、たばこ休憩の間に取り交わされる情報量が、あながちバカにならないと思ったりする。それらは必ずインターン生に行き渡るべき情報ではないと思うが、そうしてリラックスしている時に取り交わされる細々とした情報を聞けないことは、結局のところコミュニケーション不足に繋がっていると思う。

このところ本当に痛感しているのが、ドイツ語で言うreden: 話し合うということをしていないと言うこと。
それをすることを特に求められてもいなければ、仕事外だとドイツにいるのにわざわざドイツ語を求めに行かないと、その機会はない。2ヶ月半ここに居て、ドイツ語でredenをしていないことから、なんだかうっ血しそうな気分になったりする。これが目下の最たる不満だろう。自分がここで重視しているのは、読むこと、書くことなので、話すことは優先順位の最後だったのだが、これを留めてしまうということは、色んな問題が頭の中だけでうごめいて何の解決も図れないことに気がついた。むしろ、これが解消されれば、大体のことが解決される気さえもする。見えない壁を築かないうちに、手近なところから崩していこうと思うのである。

写真はクリスマスが近づくにつれて、パン屋に出現するWeckmannたち。私の中で通称:おじさん。
週に一度、食糧やケーキなどがキッチンより頂けますが、たくさん居たので色々遊びました。


0 件のコメント:

コメントを投稿