2011年1月8日土曜日

Düsseldorfを見直して見る




新年、明けましたね。
このblogを訪れてくださるすべての皆さまの、実が花となるような一年でありますよう、お祈り申し上げます。

昨日はDüsseldorf: デュッセルドルフに行ってきました。
こちらに来た当初から、Düsseldorfがおもしろいかはどうかは別として、一応このNRW州の州都であるこの街には度々来ています。何故かというと、住んでいるOberhausenの従来からある街は、新しい街の中心として巨大なショッピングセンターができて以来、魅力が超貧弱になってしまったので、そのショッピングセンター以外に足が向く先が、Oberhausenを出てDüsseldorfになるのです。Düsseldorfは日本企業が多く進出し、人口の5%は日本人と言われるほどなので、何かと日本人的入り用ができる街です。
確かにそれは便利かもしれないけど、私は駐妻ではないので、なんでここまで来て日本を感じなければならないのだと、前々から引き目に斜めから見ていました。ただでさえドイツなのに日本人と共同生活を送るので、近くの行き易い大きな街がDüsseldorfであることに、残念な感を抱かずにはいられませんでした。

そんな風に要するに、Düsseldorfの先入観として真っ先に日本(人)が上がってくるのですが、それとは別の魅力にようやく気付き出した今日この頃。以前、Bio系のスーパーを探してPempelfort: ペンペルフォルトという地区に行き、そこが気に入って以来、ある回り方が固定化しつつありました。Hbf: 中央駅からトラムの707番Unterrath行きでVenloer StraßeかDreieckで下車。そこがPempelfortでしばし居座ります。そして715番のトラムに乗り、Heinrich-Heine-Allee(旧市街地の入り口で、この界隈はいわゆる繁華街)で下車して店(衣料品系)を見て回り、U-Bahn: 地下鉄でHbfに戻るというパターン。もっと散策をしたいものの、それには寒すぎ暗すぎるので、基本店内行脚をしていました。

PempelfortはNordstraßeを中心に、豊かな活気溢れる商店&住宅街が形成されています。このNordstraße界隈で開かれていたWeihnachtsmarkt: クリスマスマーケットは、地区の一角に移動遊園地のアトラクションみたいなものも出ていて、何より個々の屋台のオリジナリティが良くて、かつ全体的に気取らない心地よい雰囲気のあるマーケットでした。この地区に着いたら“Grill 87”できつね色に揚げられたPommes: フライドポテトを立ち食いし、スタバで2時間無料でネットをしながらくつろぎ、少し店(生活用品系)を見て回る、という過ごし方にはまっておりました。



昨日はそんなパターンから脱すべく、直でHeinrich-Heineへ移動し、ちょっと大回りめに歩いてみました。旧市街地の入り口にWeihnachtsmarktが催されていたときは、その奥に目が向いていなかったのですが、大きな広場を四方に囲む形の建物には、Jadesというセレクトショップや、ランジェリーを扱うお店、カフェなどが入っていました。そこを抜けてライン川の方へ歩いて行くと、Jokersという本屋、Butlersという雑貨屋など、Freiburgでよく覗いていたお店を発見し、Düsseldorfではこんなところにあったんだと、自分の無知さに気付いたのでした。
Butlersは品揃えは特に店舗さはないと思うのですが、JokersはFreiburgの方がよかったです。小さな店舗だけど、他の本屋と比べて芸術系の本が濃縮されて置いてある本屋で、そのイメージが強かったのですが、Düsseldorfの方はなんだかぼやっとした感じ。一般的な書店と特に代わり映えのない印象を受けました。そこを過ぎるとCarlsplatzという広場に出る。毎日なのか固定の曜日で催されているのかは知りませんが、市が出ていました。さらっと通り過ぎただけですが、なかなか充実したバリエーション。Bioの屋台や、フランス風のケーキを扱う屋台ではマカロンも売ってました。

このCarlsplatzに面した位置にある、服屋さんがかわいかったです。名前をチェックしませんでしたが・・。なんだかもう、H&M、ZARA、vero moda、promodなどチェーンの店しか見ていませんでしたが、こちらに来て初めてかわいい個人の店に入りました。値段もチェーンの店を見ている人の許容範囲でよかったです。私は、今度収入の入る仕事に就くまでは服を買わない、という自分との約束(一回破った)があるのですが、特に欲しいものはなくても、Saleの時期というのは自然に身体がその空気に触れることを欲してしまうようです。基本的にやはり服を見るということが好きなので、この時に限らず足を取られてはいますが。
それにしてもこちらは寒いせいか、結構なボリュームの、がっつり温かいコートでも、日本で同じようなものを買うよりは安く売られています。ドイツ人はやはり服につぎ込むお金が少ないのか、手頃な値段の店が多いと思う。Jadesのようなセレクトショップは日本にはごろごろあるけど、こちらでそうした店に行くのはほんとに一部の人間。ともかく、冬物、革物は、ドイツで買うのがいいなと思います。あとZARA。日本でZARAで買い物をし、€の値段を見て引くことが多くありました。これに対してこんなにお金は出せないなと思う商品が多くありましたが、裏を返せばこちらでは安い割にいい印象を受けます。H&Mは日本でも安く、€の価格設定と大差がないように感じていましたが、それはやはりあの気持ち悪いほど大量の広告をうっているからなのだろか。

Carlsplatz周辺には、frischwerkというSuppe: スープ&パスタ屋さんや美容院、チェーンではない服屋さんも多くあり、なかなか人の集うエリアなんだと確認できました。そして旧市街地を横切って、K20と呼ばれる美術館へ。昔一度行ったことがあり、その時Henri Matisseの布バックを買ったMuseum Shopが目的だったのですが、改装していて驚きました。Museum Shopはほぼ書物で、グッズは割と追いやられ気味。Woyton cafeでネットができるという情報を小耳に挟み、実はHeinrich-Heineから歩きはじめた初っぱなに見ていたカフェがそうだったので、入ってみました。私が入った店舗はネット対応はしていなかったのですが、スタバより安くて、入ったら気軽で心地のいい空間がありました。これからはWoyton cafeに出没しようと思う次第です。

長く書きましたが、ほんとはもっと余計なことを書いていて、削りました。
頭の中のタスクを全部書き出すことで減らすのは、あまりに見苦しいので、それは知らぬ間に自然消化できるようなバランスが欲しいです。Düsseldorf、やはり歩くということはよいこと。商業都市だし、潜在的にKunst: 芸術的な見所があるはずなので、また歩いてみようと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

6 件のコメント:

  1. わかちゃん、あけましておめでとう!
    Woyton、なつかしいです。よくいったなあ。
    デュッセルは確かにちょっと居心地の悪い街だけど、
    Hafenのあたりとか、探すと結構おもしろいものも
    いろいろあるので、うまく充実するといいね!
    わたしはK20の近くにあるガラス張りの本屋さんが
    すごくすきでした。また行きたいなあー。

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  2. ヒツジさん!
    あけましておめでとうございます!
    投稿してこんなに早くコメントをもらってびっくりしました。
    Hafen、全く未開拓の地です。足を向ける予定はなかったので、
    やはりヒツジさんの意見は貴重だなと思いました。
    ガラス張りの本屋さん、今回は入ろうと思って、なぜか引き返した時入るのを忘れてました。笑 店員さんがかわいかったです。

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  3. あけましておめでとう!!年賀状だしたいな!
    エアメール出したことないんだけど、できるかな?
    住所おしえてェ…

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  4. まぁ、いくぽんぬ!
    嬉しいわ!携帯の方に住所を送らせて頂きます。
    ちょっと待ってね〜

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  5. いつもお話聞いてた経路がとってもイメージ沸きました!インマーマン+アルトシュタットくらいしか行ったことなかったので、次はぜひマネをさせていただこうかと思います。ただ、スタバへノートPC持って行きたいけど、とても重いの・・・
    Bioのお店も覗いてみます!

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  6. おおたかしさん!それはよかったです :) Altstadt、歩く度に歩けてない道に出くわすので、まだまだだなと思っています。なかなか自分に心地のいい空間を見つけるまでに時間はかかりますが、何か見つかるといいですね。

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