2011年6月14日火曜日

とある日のこと


とある日のこと。

この日から初の3連休。基本的に2日連続の休みですら、月に1度しかないのでこれはすごいこと。偶然世間の祝日とも重なりました。恐ろしく拘束されている私たちなので、3連休もあったらどこかへ行ってしまいたい気もするが、色々とイベントもあり、部屋の整理をしたいので村でゆっくりすることに。
最近色んなことを考え、ここの黙々と一人になれる場所が基本的になく、目まぐるしく出会いと別れがある生活環境に疲弊していた。しまいには子供(4、5歳児の女子)たちとマッサージの会を開くほど。働いていたとき、辞める前はほんとによくタイ式や足裏リフレクソロジーに通っていた。誰かに本当にほぐしてもらいたくなったので、目を付けていたタイ式マッサージのお店についに行くことにした。

土曜日だったので開いているか心配したけど、そこは問題なく。ドアを開けるとあのスッとする匂いと同時に目にはいるタイらしい装飾。これを欲していたのか、泣きそうになってしまった。タイやアジアを卒業したはずなのに、あの癒しの香るタイの空気を懐かしく思う。お客さん対応中のタイ人のおばさんが出て来て、13時が空いているからと予約を取ってくれた。2時間ほど時間をつぶし、ちょうど頃合いの時間に戻り、少し待つと私の番。1時間のアロママッサージ、27€。アロマなしで25€と日本では考えられないお値段。果たしてどんなものか。オイルやアロマを使うマッサージを受けたことがないのでそれも初。言われた通りに下着のみになって、ヨーロッパサイズな施術台に乗って待つ。

受け終わって思った感想は、値段相応かなと。おばさんは感じがいいし、慣れていて良いんだけど、ざーっと一通り全身を流された感じがありました。要するに、本気のプロでは無く、便宜上のプロ。ルール工業地帯の時代を終えた労働者のまちで、良質なものが受けられるかということも期待半分だったけど。タイ北東部(Nong KhaiとUdon Thaniの間付近と理解した)出身のおばさんにどこで学んだのと聞くと、ドイツとのこと。タイ式マッサージ師養成ネットワークもドイツにあるらしい。私がドイツでSushiを学んだように。無収入なので通うわけにもいかないけど、また本当に欲したら行こうかと思う。凝り返しがなく、一定の満足度は得られるので。

写真は4月に撮ったもので晴天だけど、ここ最近は雨が一時的に降ることが多く、前より気温も下がった。店を出た後、雨に会ったのでちょっと大回りな路線バスに乗って村に戻った。
この日はBBQとパジャマパーティーが行われる。そのため私も準備を手伝おうかと思ったら、もう既に終わっていた。一人の正規職員と参加したいPraktikantが小さい子供と体育館(小規模)にマットレスを敷き詰めて寝る。BBQは全子供が参加し、単純にパンにソーセージを挟んだものが作られた。ソーセージを焼いているのは主に学びの場の職員とPraktikant。お決まりのように男子たちが食い物を求めて押し合うのを正規職員は傍観している。これがここの労働+子供が追い込まれた環境。偶然、週末2泊3日で学生のグループ(45名)が村に来ていて、彼らが飲み物の準備などをかなり手伝ってくれていた。私は休みなのであまりストレスなことはせず、テリトリーの小さい子供たちに食べ物が行き渡るようにし、彼らのもう食べられないとか飲み物が飲みたいという要望に答えた。

この後はいよいよ楽しみにしていたパジャマパーティー。普段遊びに行く場所に、自分たちのベッドが敷き詰められた状態に子供たちは大興奮。アイスが配れ、その後はひたすらぎゃーぎゃー言いながら敷き詰められたマットレスの上で思い思いに遊ぶ。子供たちの何人かは、私も今日ここで寝るのかと、誰かに聞いたことを確かめに聞いてくる。そうだよと答えるときゃーきゃーまた喜んでくれる。この空間にいる職員も子供も皆いい気分で楽しんでいた。その後さらにお菓子も配られ、みんな落ち着いて本などを見だした頃、その中の小さいメンバーが普段寝ているベッドへと送還。それ以外のメンバーもぼちぼちパジャマに着替え始める(着替えるのを手伝う)。。。そして正規職員の持参したノートPCで映画の上映。なんだか音が小さくて、Praktikantが持っているスピーカーを付けてもうまくいかないので、私のPCがおそらく音が割りと大きくなるかもと思い、結局期待したほどにはならなかったけど、そのまま見ることになった。少しして、じっと見ていられない子供(相当キャラの濃い愛されキャラ)と私はでんぐり返りなどをしていると、その子のスイッチを入れてしまったのか、顔面に何種類かの方法でかなりの痛みを与えてきた。他の子も来て髪も引っ張られるので、なんだか袋だたきにあったような気分だった。でもその後その子と絡んだPraktikantは顔面を流血させられていたので、セーフと言ったところでしょう。映画が終わるころには、職員やよく来てくれるボランティアもパジャマに着替え、気が付いた頃にはあの子を除いてほぼ全員の子供が就寝。その子の動きが面白いので皆で鑑賞して笑いました。ナイトサファリみたいだった。

この後、正規職員、深夜帯の職員やボランティアなど、従業員で子供たちが寝ている横の部屋(普段は子供が工作などをする部屋)で、飲みながら仕事のことなどを話したり、プライベートな旅行の写真を見たりして、なかなかないいい機会でした。この日遅番だった人は大変だったけど、翌日も休みの私は時間も気にせず気楽にがっつり参加して大満喫でした。子供と子供の間に寝れるスペースを見つけて横になり、眠りに落ちる。

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