2011年7月15日金曜日

語学学校終了。


本日にて、2週間の語学学校が終了。と言っても、コース自体は明日まであるので、終了したのは私だけなのだが。コース開始直前、授業料を振り込むことにも、毎日通うために必要な定期を買うことにも、ぎりぎりまで躊躇した。別の選択をすれば、これだけのお金を掛けずとも、もっと幸せで有意義な休暇が過ごせることを知っていたからだ。結局、私はそれができなかった。

その結果、1週目はその天秤から抜け出せず、不満とストレスたらたらだった。でも2週目、週末も挟んで、ようやく諦めにも入ったのか、先生がようやく課題のレベルを掴んだのか、2週目の内容が1週目からあればよかったのにと、終わった今思います。
ちなみに私が行った語学学校は、以前はDüsseldorfの大学の敷地内にあり、現在はなぜか追い出されつつも、大学との関係はDüsseldorfの他の語学学校よりは一番強いであろう学校です。ちなみに夏期だけある2週間のこのコースは350€、4週間なら600€。2週間のコースが単純に割高なのは、色々な諸経費のためだと思うけど、どのコースでも1週目は先生、生徒ともに手探りの状態だから、その後があと1週間の2週間コースの場合、逆に割安にしてほしいと思った。さらにちなみに言えば、この学校、コース最終日のテスト(任意)に別途料金を取ったり、テキストを買わせたりする。テストに関しては申し込む際に御触書があったけど、テキストに関してはそんな記述はなく、空気に物を言わせて買わせている感じがした。かつ私たちのクラスの参加者6名は、間違ったテキストを買わされていたため、この語学学校と提携している書店まで行き交換しなければならなかった。それもクラス分けテストの結果の評価方法が、2週間コースは他と違ったいたため、生じた問題だと思われる。まあこんなこと、日常茶飯事に起こるのが、“思いやり”が仕事上に発生しないドイツなのだが。

私たちのクラスは皆学ぶ意欲のとてもある、いいクラスだった。というのも、大学の休みなどを利用してくる学生の場合、それを名目として来ていることもあるからだ。さすがにクラスのレベルにも因るけれど。あと語学学校の質にももちろん因る。それに伴った生徒が付いてくるからだ。これに関してはこの学校は申し分なかったと前述の通りもちろん言える。
クラスの参加者の6人中2人がなんと医者だった。サンクトペテルブルク出身のロシア人の産婦人科医と、ルーマニアの眼科医。それにモスクワの現役のロシア人学生が3人と私。ちなみに3人の先生がこのクラスを受け持ってくれたが、生徒も含めて皆女性だった。2週間というコースを持つ語学学校はあまりないと思うが、働いている人にとっては2週間なら休みを取れる可能性がある故の、社会人メンバーだったのだろう。
でもその社会人の2人が医者だったのが興味深い。2人からと先生からの話によれば、ドイツ人的には、ドイツでは医者であっても以前程の収入が得られないため、より高収入を稼ぎに例えばアメリカなどに流出しているらしい。そのため、医者不足が発生し、その求人を見て、彼女たちのようにドイツで医師として働きたいと思う人がいるようだ。そう最初から名言していたルーマニア人のお医者さんは、ルーマニアではある程度以上の治療が出来ず、自分の医療技術も向上しないため、と続けていたが、サンクトペテルブルグのお医者さんは、休暇を楽しみに来たと言っていた。が、そこは産婦人科医ならではの悩みがあったようで、本当はドイツで医師をしたい気持ちはあるが、ロシアでは産婦人科医が行わない分野(私の理解が正しければ美容形成の分野)をドイツではしなければならないらしく、彼女はそれはしたくないということが、迷っている一番の理由のようだった。
平和村の話をすると、特にルーマニアのお医者さんは、ルーマニアからも子供は来たことがある?と興味を持ってくれ、知り合いの医師を通じて、生後2ヶ月で目の癌の子供がドイツで手術を受けたことを話してくれた。出来たら明後日行われる、年2回平和村が一般公開されるお祭りにと誘ったが、2人とも残念ながら都合がつかなかった。私はロシア人とルーマニア人と知り合いになるのが初めてだったし、他のメンバーも何より皆素敵な女性たちだったので、お知り合いになれたことはとてもよかった。誰かとお知り合いになることも大事だけど、自分のための時間だったのに、それが達成できなかったので、これは後々また自分に返ってくるでしょう。とりあえず、明日は両親が来るので、それを楽しみにしたいと思います。


写真はDüssel川。Düsseldorfの起こりとなった年が、橋にあしらわれたモニュメントの中に隠れています。
さぁ何年でしょう。

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