2011年8月12日金曜日

Praktikumの終わりに見えてくるもの(3)


昨日は月末の援助飛行で帰国する、アフガニスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、グルジア、アルメニアの子供たちの送迎会があった。
なんだか、あっと言う間だった。
子供たちがダンスを披露したり、職員がBabysitter boggieを仮装して踊ったり、Praktikantも全員で一曲歌ったり・・・ いつものソーセージとパンに変わって、ピザが出され、最後は皆踊りまくって終了という流れ。
もちろん帰る国の子供たちが主役なので、アンゴラの子供たちからの出し物は控えめになるが、今回よく気付かされたのが、アンゴラの子のダンスに他の国の子供たちがものすごく感化されているということ。特に男子。でも女子はかぶれることなく、自分たちの持てるものを出していた。通じて言えるのは、特に立つことや歩くことが困難でドイツに来て、治療を続けて来た子供たちが、松葉杖なしで思いっきり踊っている姿は、いつもほんとに感動もの。

過去3回の送迎会は、毎回早番だったので、縛られることなく自由に参加できたが、今回は遅番に当たったので、業務中のパーティー。村で一番最年少の子が調子が悪く、昼ご飯を何度かに分けて吐いていたので、すごく心配でした。ぐったりしてしんどそうなので、あんな爆音のかかったところよりは、外に出したいなと思っていたけど、そうしないのがこちらの感覚。大事には至っていないので、大丈夫だと思いますが・・・

食事の後、もう皆好き放題に踊りだし、カオスな状態で、極小サイズの子供が危険に巻き込まれそうな時もあり、ひやひやしながら私も楽しんでいましたが。こんな時に気になるのはいつもアフガニスタンの大きな女の子の一角、気付いた時には皆涙を流していました。長くいる子供たちは、このあと別れが来ることを知っているので、一見楽しいパーティーですが、それが終わった後は悲しそうにしている子もいました。
インターネットや郵送手段を気軽に利用できる環境にあれば、別れてもまたすぐに繋がれる可能性がありますが、ここに来る子供たちの場合、あらゆることに耐えて毎日一日中一緒に過ごしてきた友達と別れると、再び会うことが非常に困難なため、彼女たちの悲しみは想像に絶します。
特にアフガニスタン方面とアンゴラの子供たちが別れるのは、もう一生会えない可能性の方がはるかに高いので、こちらもあの仲良かった2人が一緒にいるのをもう一度見たいと思ったりしますが、せめて、遠くに友達がいることを忘れないでいてほしいと思います。

帰国まであと10日ほど。無事に残りの村での日々を過ごしてもらいたいです。


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