2010年6月20日日曜日

Bangkok-München: 11時間AirBerlin


※写真はフアランポーン駅ですが、鉄道移動したわけではありません。

朝6時頃、カオサンを出発してスワンナプーム空港へ向かうバスに乗り込む。外を見ると欧米系のすごく私好みなカップルがいて思わず見とれる。誰かを送るのか迎えるのか目的が見えないけど神妙な面持ちで何かを待っている。
バスは1時間ほどで空港に到着。特徴的な屋根が印象的な開放感のある造り。東南アジアの要所であるこの空港は、日本でODAで建てられましたと書いてあった。誰かに何かをこっそりカバンに入れられないよう注意は怠らない。パスコントロールで初めて顔を写真に撮られて若干びびりました。

ゲートでは既にBairischが飛び交っている・・ ミュンヘン在住のバイエルン人の皆さまは身なり持ち物が良い。シャツをきれいに着こなすおじさま多数。温かい羽織ものを準備する人ちらほら。これから皆で極寒のドイツの地に帰るのだ。
私のこの旅はAir Berlinありきと言っても過言ではない。今ではBeijingまで飛ばしてしまう、もはやLCCの域を越えたこの航空会社が、Bangkokとドイツをつないでいたからできることなのだ。かつてLondon-Berlin間で使って以来、シートの広さとサービスの良さとHPでわくわくできるのが好きで、私の中でお気に入りなのです。

10:00ちょうどにバンコクを発ち、横のおっさんとしゃべったり、映画を見たりして機内を楽しむ。映画は3本中2本が“ワイン系”だった。2本目がラッセル・クロウとマリオン・コティヤールの邦題:プロヴァンスの贈り物 だった。ラッセル・クロウは見終わってから名前を思い出したけど、この時初めて知った相手役のマリオン・コティヤールの美しさにやられた。ストーリーとしても見やすくて、あと映像が小さな画面で見ているのに眩しく綺麗でそれに惹かれてしまった。サントラとして使われている音楽で耳に付いて離れないものがあり、後から調べてみるもサントラのCDには入っておらず、なんとか発見したのがAlizéeのMoi Lolitaだった。結構前の曲なのに褪せない感じとPVにはまる・・・

画面が現在地を示す地図に切り替わり、オーストリアが目に入る。私の神、Hundertwasser生誕80周年の特別展“Der Unbekannte Hundertwasser: 知られざるフンデルトワッサー を見に行けないことに心がえぐられる。元はと言えばこれを見るのが大きな目的の一つでもあったけど、Wienを旅程にいれるのがかなり難しく、泣く泣く自分で断念したのだ。むしろここで落としてほしいくらい引き付けられる地を離れ、ミュンヘン到着。外は相当寒そう・・ 若干お腹を下しながら、若干遅いと思う頃、ようやくスーツケースが転がってきた。空港の出口に近いカフェでおっさんとお茶をして、1年半振りのドイツに不思議な感触を感じながら、地下鉄でMさん家に向かう。

(15. Feb. 2009)

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