2010年8月4日水曜日

Berlin: 徘徊と再会


Tempelhofを後にして、U6を少し北上する。見覚えのある駅名があるので、懐かしさ半分降りてみた。
Berlinは3回目。これまでの2回を合わせても1週間もいないが、いつも来る度、都市としての大きさが他と違うと痛感する。
ベルリンはでかい。だからまだまだ楽しみがある。

壁博物館やチェックポイント・チャーリーを確認した後、まだ未開拓のOranienburgerstr.の方に行ってみた。すると何やらものすごい破壊的な建物が。まさにBerlinと思いながら、小腹の空いていた私は、その向かいのfalefelの看板の文字に引き寄せられた。むしろそのお店全体に引き寄せられたのだが、この独特なセンスを放つお店の名前は"dada falafel"。ケバブ屋に付随しているドイツのfalafelとは明らかに異彩なお店。しかもdadaって。さすがBerlinである。
衝撃に衝撃を受けながら、食べたfalafelは美味しかった。この旅でfalafelは常に美味しいと言っているが、falafelは味付けによって幅が出るので、そのお店でかなり異なる。極まれに散々な組み合わせに合うことがあるが、ここは正真正銘、falafelの店。味の違いを表現するのは難しいが、美味しくないわけがない。横のインド料理屋さんもいい匂いがした。

後からそれが何かわかったけど、その時はあの破壊的な建物に入る勇気がなかったので、引き続き、嗅覚のする方へ。Bonbonmachereiという飴ちゃん屋さんもあるHeckmann Höfeを発見。Hof: 中庭といえば、Hackenscher Marktが観光地的に有名だが、この二つの間が今回よかった。ギャラリーやショップが存在感を放つように、またひっそりと居を構えていて、どんどん足をうばわれる。特にこちら、Kunst-Werke なんて、coolなBerlinそのもの。私が行ったときは、ショートフィルムを何本かいくつかの箱で流していたので、最初は映画館かと思いました。


wifi対応のアジアンテイストな料理を出すcafeに入る。友達と連絡がつき、なんとなく自分がいる場所とお店の名前を言うと、簡単に見つけてくれた。そこがBerlin。京都で自分もできると思うけど、何処何処で落ち合うのではなく、拾ってもらえることのすばらしさ。基本的に逆の立場が圧倒的なのて、余計に身に染みて嬉しい。

7カ国語を操る彼は、京都もドイツで言うFreiburgみたいだと、かなり気に入ってくれたけど、ドイツ帰国後、住んでいるBerlinがさらに好きになったと言う。私にとって京都がそうであったように、共通した感情が起こっているように思った。これまたいいcafeに連れていってくれ、そこでゆっくりした後、最近Berlinで人気だというベトナム料理屋さんに連れて行ってくれた。満席で少し並ぶほどだったけど、こうしてパリのように異国情緒を楽しめる街にベルリンも向かっていると思った。その後さらに、ビールを飲みに行き盛り上がった後、明日の集合時間を決めて解散した。

(28. Feb. 2009)

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