2010年7月11日日曜日

Freiburg-Heidelberg: 3時間鉄道

FreiburgからHeidelbergまでは一瞬だった。
途中、Tübingenに住む友達も予定通り同じ電車に乗り合わせて来て、再会をした。
これから彼女とSwedenのLundに住む友達の元に行く。前から計画をして、楽しみにしていたのに、この時ばかりはFreiburgに残してきたおもいが大きすぎて、気持ちを前に向けられなかった。それを彼女も察してか、私は涙も出てくるし、2人いるのに静かな電車だった。

Freiburgで人と過ごす時間が長くなると、去るときに辛くなると思い、わざとあまり来ることを知らせずやってきた。それに私がそんなにFreiburgに求められている自信もなかった。
ある時はそれが功を奏して、あまりの再会の時の短さを残念がってくれる人もいた。だけれど向こうにとって何気ない一言が、こちらに突き刺さってくるもので、どうして彼らがここに居られて私が居られないのかと、自分がここを目指して来た長さを思うと、信じられないくらい悔しかった。
それは私が本気で滞在しなかったからだと、今となっては百も承知なのだけど、私があの街に居られないという事実が、今まで感じた何よりをも勝って辛かった。
自分の可能性を感じるからこそ、自分に対して悔しくて、必ず戻ってくるとより一層強くおもった。

Heidelbergは、初めて駅の外に出た。辺りは既に真っ暗で、あまり様子がわからない。駅近くのチャイニーズ・レストランで晩ご飯を食べ、ゆっくりしても割と時間に余裕がある。気分もなんとか落ち着いてきたので、Swedenでの楽しいことを考えられるようになった。その反面、前回同じく2月のSwedenの寒さに破れたことを思い出し、覚悟してバスに乗り込んだ。

(22. Feb. 2009)


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