2010年7月23日金曜日

Kyoto: 宵山


7月16日(金)、今年の宵山は夜8時頃に出陣。
生まれて此の方京都なのに、一昨年初めてちゃんと目の当たりにした祇園祭。
はまった私は山鉾と、宵山の(今夜で終わり、明日は巡行という)雰囲気を堪能しながら、ひとり手ぬぐいを買い集めるため奔走します。大勢の人が家族・友人・恋人連れで楽しむ中、時に尋常じゃないペースで先を急ぎ、いい場面をカメラに納める様は、おじさんカメラマンたちと同類でしょう。

32基の山鉾は、四条烏丸から西にほとんどが点在する。今年は唯一東南に在る、まだ見たことのない保昌山からスタートすることにした。浴衣を着た子供たちが祇園祭のお歌を歌って山鉾グッズを売っている。手ぬぐいは品目になかったが、竹の持ち手の「縁結び 保昌山」と描かれたうちわを購入。気分をあげながら東西に、徐々に北に進みながら、出店を出している友達の会社前へと向かう。


去年、山鉾の手ぬぐいの柄は、毎年変わるものではない(一部除く)と気づき、主に鉾系統を買いに走った。今年は山を攻めよう、と思っていたので山の多い南から行くのは正解だった。山は鉾と違ってお囃子メンズたちがいないので、どこの山でも子供たちがお歌を歌っていて可愛かった。
私が一、二に好きな船鉾(写真上)に差し掛かる。その手前で出町柳のfalafel gardenの出店を発見。お店の仕様とはちょっと違う、ファラフェルを食らいながら、船鉾を鑑賞。大きくなればお囃子を奏でることになるであろう、予備軍の少年たちが船の先頭に陣取っていた。明日の巡行は見れないけれど、細い新町通りから四条通りという大海に姿を現す船鉾を思い出して、にんまりした。
やはり特別な月鉾。最も重く、背が高い月鉾は、一番綺麗だとも思う。一昨年させてもらった、ちまき売り巫女レディースは今年も健在(写真中)。むしろ今年もタイミングがよければ休みを取って、応募しようかと思っていた。月鉾で厄よけちまきを買おうと思っていたが、既に完売。さすが月鉾である。

待ち合わせの10時に時間も押してきたので、新町を北上。大きな鉾が多い四条通りより北側は、混み方が違う。なんとか三条室町まで来ると、ひと一倍威勢のいい声でタコスを売る友達が。道中何人か耳を引く呼び声の人は居たけども、彼女が一番でした。とりあえず生ビールを頼み飲んでいると、これから一緒に長野へ向かう友達も登場。タコスも食べて祭りムードむんむんの中、談笑してその場を後にした。


手ぬぐいは、来年は来れないから極力買おうと思っていたけど、ある程度買い集めると満足し、また今度でいいかという気分になった。ものには限度。いっぱいより溢れてしまうのは苦しいものである。
今年のお気に入りは木賊山。売り子の女の子が、四種類(水流、ねこ、うさぎ、木賊)を紹介してくれたけど、見本がなく、水流を水牛だと思って買った一枚がよかった。後で見本を置いているブースで見たけど、四種類ともデザインも色もよかった。あと、伯牙山。二種類、両方とも単色だけど、動きのあるデザインがよかった。毎年売られている油天神山の変わり種、山鉾の配置図の手ぬぐいも手に入れ、大満足な2010年の宵山でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿