2010年7月2日金曜日

Kyoto: 良き休日


ちょっと休みが貰えたので、ゆっくり京都に滞在中。
今日は歯医者に行ってお茶でもして大人しく帰ろうと思ったら。大阪に住んでる韓国人の友人とその彼氏のドイツ人が京都に来るとのこと。宇治に行き、その後はちはちに行きたいらしい。久しくはちはちには行っておらず、そろそろ行きたいなと思っていたところに吉報。以前はちはちのパンをあげたこともあったので気になっているらしい。

雨に見舞われながらも、久々に今出川から御池までの好きなお店などを覗き、夕方、京都駅彼らとで落ち合い、いざはちはちへ。久しぶりのあの生い茂った感と、築100年ほど経つ民家を堪能。辿り着くプロセスと空間が特異なので、彼らも期待通り楽しんでくれていることに満足する。閉店も近いのでパンはほとんど売れていた。コーヒーとフルーツブレッドでほっこりする。最近コンサートがないなとHPをチェックして思っていたところ、忙しくでできないらしい。
時が経つというのはそういうことなのか、おじさんの口から「移転」という言葉が出た。10年後はあの場所にはないかもしれないけど、あまり不安がない。かぼちゃの種やクルミなど材料の高騰に悩まされても、はちはちがはちはちで在り続けることは信じられる。

祇園に行きたいとドイツ人の友人は言うが、奴はこれまでに何回かそこには行っているので、上七軒のビアガーデンはどうかと提案して行くことになった。ちょうど昨日から今年も歌舞練場のお庭で始まったビアガーデン。市さんでバイトしていた時に連れてもらった以来、一般客として来るのは初めてである。当たってみるとお庭の席は予約でいっぱいだが、中のサロンは空きがあるとのこと。最初のセット(生ビール、冷や奴、枝豆)を頼み、人間観察+解説をする。
大半の舞妓はんたちはお庭の方にいるのでそちらを眺めていると、芸妓のお姉さんが横にかけてくれた。舞妓はん芸妓はんはあちこち回ったりしているのだけど、こういう場において、わかりやすい外国人は得である。目の前にすると急にシャイになるので、私らが促し、彼女が写真をお願いすると、舞妓はんを呼んで来て下さることに。少しして舞妓はん登場。市さんの子ではないが、この人もまた見覚えのあるお顔。とても気さくな方で、写真を撮った後今日の偶然の状況など話していると、私のことを上七軒のどこかで見た顔だと覚えていてくださっていた!さすがその職業というべきか、おそるべし舞妓はんの記憶力。ならばと市さんなど最近の上七軒の動向などちょっと聞くことができた。
こちらが覚えている顔はあちこちにあるのだが、向こうもおそらく何かを感づいている気はするが、こんな風に気さくに話せる面々ではない。むしろ私が一番楽しんでいるくらい嬉しかった。一度外に出てしまうと、なかなか入りづらい世界ではあるが、来てみてよかった。

通常、一見さんお断りの世界をこんなに敷居を低く気軽に楽しめるのは、この2ヶ月だけです。上七軒歌舞練場のビアガーデン、おすすめです。

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