2010年7月9日金曜日

Freiburg: 出発

Freiburgでは、ここに載せられるような写真はほとんど撮らなかった。
1年間いた当時、Vaubanを中心にかなり撮り尽くしていたので、写真を撮るということを意識的に必要としていなかった。


日を追うごとにタイトになっていくスケジュール。
Freiburg最後の朝、起きて見た壁は白かったのか。
いつぞや私が忘れていった、洗顔を受け取り、荷物をすべて持ってそこを去った。

一度Hbfへ行き、スーツケースをロッカーに突込み、街へ戻る。
13時、café Aspektにて教授と再会。相変わらず私のツボである。この日はFasnachtだが、去年のFasnachtもこの教授と一緒だったので、偶然と言うか、時期的には確立の高い出会いである。この後行われるパレードは、私は先に行かなければならないため見れない。Fasnachtを考慮して決めた旅程ではないので仕方がない。次の待ち合わせの時間も気になりつつ、再会を楽しんでいるところに電話が鳴る。
なんと昨日泊めてもらった友達宅の鍵を所持したままだった。
家に届けられる時間はなく、次の最後の待ち合わせが駅だったので、取りに来てもらうことになった。毎度充分という時間ではないが、京都で会おうと約束をし、その場を去ってHbfに急いだ。

ぎりぎり連絡が取れた寮の同居人V。実は半年イギリスにエラスムスで行っていたらしい。Freiburgには数日前戻ってきて、前日の夜お兄さんと飲んでいるところに誘ってくれたが、行ける状態になかったので、このギリギリの再会となった。話に聞いたことのあった、かなり年の離れたお兄さんも一緒に来てくれて、束の間の嬉しい立ち話。Vはほんととても良い子だったのに、どうして私はあのWGでもっとオープンになれなかったのか。それを考えると本当に後悔で心が締め付けられる。
6人共同のWGで、その一人と付き合っていたが別れてしまったと、色んな想いの詰まった笑顔で触れてほしくないように言った。もう一人Vと同様に、私が入寮したすぐ後に学生生活をスタートさせたAも引っ越して、もう皆私が知っている人はいないようだ。Vも実家Düsseldorfに近い、Kölnに席を置いて勉強することを考えているらしい。私が将来的にまたこちらに来る意思を彼女も知っているので、その時はKölnを案内してくれるといい、Vとはまたつながっていられることをとても嬉しく思った。その時はもっと色んなことを話したいと強く思う。

鍵の主も到着して、迷惑をかけたことを詫びながら、私は行かなければならない。
15:07発、彼らに見送られて列車に乗り込み、何人か友達に電話で挨拶をし、気付いたら動き出していた。

(22. Feb. 2009)

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