2010年7月12日月曜日

Lund: 寒くない


Jに連れられLundの街を歩く。
ここもFreiburgや他のドイツの街のように自転車が多い。自分が好きな似通った風景にどこか落ち着くものがある。レンガのだいたいの建物の高さが2階か3階建てで、その小ぶり感がまたいいのだ。そして始まるJの案内。いつからそんなガイド口調が上手かったんだと思うほど小のり調子で、市立図書館〜、一番いい本屋〜とそれぞれ地元語も交えて教えてくれる。ルンドのドーム(大聖堂)は、中が白く、装飾の少ない様式だった。ものすごく寒いスウェーデンなのだ、そんなに手の込んだ作業ができるほど温かい時期が少ないからなのかなと思った。

実はMünchenの方が寒かった。Lundはお天気もよく、何より雪が全然降っていない。その2年前の2月末、StockholmからKopenhagenまで旅行するはずだった冬生まれの2人組は、3日目2都市目のGöteborgで高熱に倒れ続行不可となり、ドイツへ自らを強制送還したのだ。その時のトラウマで相当覚悟して構えていた私だったが、この辺り"Skåne(スコーネ)"と呼ばれる地方は丘が多く、雪が降ってもあまり積もらないらしい(北部に比べて)。5週間の弾丸な旅行で風邪を引くわけにもいかない私に思わぬ朗報であった。

ドイツは冬セメスターの試験が終わり休みなのだが、スウェーデンはまた学期の周期が違うようでJは授業がある。Malmö大学でも学生登録をしているらしく、午後からは授業のあるJに付いてMalmöに行くことにした。

(24. Feb. 2009)

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